あら浜の始まりは鮨の店から

arahama's history

元々漁師であった親方が、魚介類の宝庫である亘理町荒浜地区の旬の食材と、漁師料理の伝統を受け継ぐという想いを胸に、鮨屋として暖簾を掲げたのが和食・寿司「旬魚・鮨の店 あら浜」です。海の厳しさも恵みも知っている親方は、できるだけ多くの人に亘理に親しんでいただきたいと思い、より優しく見える「あら浜」を店名にしました。そうして始まった当店では、旬の鮮魚を堪能していただけるよう、熟練の技をもっていつでも丁寧な仕込みを怠りません。亘理の郷土料理でもある〝はらこ飯〟をはじめ、1年の中で5種類ご用意するあら浜の名物〝五季飯〟もございますので、仙台、あすと長町、亘理での家族や友人とのお食事、さらには接待や会食などのお席でごゆるりとお愉しみください。

自然の恵みを堪能する

地産にこだわり
食材には妥協なし。

恵み溢れる太平洋と自然豊かな山々に囲まれた亘理は、地の食材が非常に美味しく、中でも近隣の港で獲れる新鮮な魚介類が自慢です。創業時からご提供する鮨へと織りなすことはもちろん、鮨に使用しない部位でも余すことなく逸品へと昇華しています。その季節ならではの味覚を愉しんでいただきたいからこそ、通年愉しめる食材でも、旬の時季に獲れた新鮮なもののみを使用。そんな旬の旨みを最大限引き出した五季飯を是非ともご賞味ください。

  • シャリ
  • 握り

シャリは鮨の礎となる

ネタは、旬やその時々の鮮度、質によって味わいが変わるからこそ、シャリは一層の美味しさを追い求めています。そこで、当店では五季飯とシャリで異なる品種のお米を使用。全ての工程に一切妥協しないのは、鮨屋としての側面を持ちながら営業し続けるあら浜ならではのこだわりです。

震災を越えて

震災を越えて

2011年、日本の観測史上最大規模となった東日本大震災。地震によって多くの建物が倒壊しただけでなく、それらが影響し発生した津波は、漁船や港湾施設のみならず、農地や住宅地などを一斉にのみ込みました。もちろん、宮城県・亘理にあった当店も全壊。お店は休業せざるを得なくなりました。そんな中で唯一私たちの心を元気にしてくれたのは、皆様からいただいた温かいお声でした。多くの方のご支援と仙台三越様のご厚意により、「あら浜」は13席という小規模な席数で営業を再開。器も揃わない状況で、まずは弁当販売からのスタートでした。足繫く通っていただくお客様の笑顔を見ているうちに、「もう一度、亘理で営業をしたい」という想いが強くなり、「あら浜」は約5年5カ月ぶりに亘理町荒浜での営業を再開しました。今後とも皆様とのご縁を大切に、おもてなしの心をもってお出迎えいたしますので是非亘理にお越しの際は当店にお立ちよりください。

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